こんにちは。
LavoDog遠藤です。
『後悔先に立たず…』
なんだか残念な言葉ですよね。
後悔しないように生きたいものです。
実はわたし、23歳の時に大きな病気をしました。
死ぬかもしれない、もしくは何かしらの後遺症が残るかもしれないという病気でした。
その時考えたのはやはり、
「もっと〇〇しておけばよかった」
「やり残したことがいっぱいだ…どんどんやりたいことやっていれば良かった」
「お父さんお母さんに親孝行しておけばよかった」
「じいちゃんばあちゃんにもっと素直に感謝の言葉を伝えればよかった」
「もっと好きものもをお腹いっぱい食べておけばよかったー!」
なんてものまで。笑
とにかくたくさんのことを考えました。
昔の人ってすごいですね。この時、昔からある言葉、
「後悔先に立たず」
「親孝行したい時に親は無し」
などの言葉の意味を痛感しました。
そして、有り難いことに手術をして元気になった私は
「後悔しないように生きよう!」
「悔いのない人生を生きよう!」
と、心に誓うのです。
それでもやはり、すっかり快復して日常を取り戻すと守りに入ってしまってやりたいことはあるけどチャレンジする勇気がなかったり、家族に素直になれずぶつかったり…
などの連続でまだまだ未熟なわたしです。
そんな時は、
「明日もし不意な事故や病気で死んでしまっても今日の自分の行動に後悔しないか?」
と常にもう一人の私が私に自問自答して、より悔いのない選択をするようにしています。
さて、余談はここまでにして今日のお話ですが、先日動物病院でお隣さんになったある飼い主さんのお言葉です。
もっと早く歯みがきしてあげていればよかった…
病院の待合でお隣さんになった飼い主さん。
色々お話をしていくと、現在11歳で歯周病が悪化してしまい先日抜歯をしたそうなのですが、傷口がうまく塞がらず再手術をするための再診で来院したとのこと。
飼い主さんは、
「ご飯を食べるのも痛そうでかわいそう」
「申し訳ないことをした」
「もっと早く、ちゃんと歯みがきをしてあげていればよかった…」
と、まさに「後悔先に立たず」のお言葉の連続です。
これが自分の身に起こるなら未だしも、可愛い愛犬に起きると私たちは自分を責めてしまいますよね。
抜歯をしたシーズーさん
こちらはインスタグラムで見かけた記事です。
綺麗にお手入れされているシーズーさん。
偶然ですが、こちらも
「抜歯をして2週間、傷口が塞がらず慌てて病院に受診しました」
という記事でした。
口の中というのは粘膜ですし常に乾燥することはないのでなかなか治りにくいんですかね。
このかたは、
「こんな想いをさせてごめんね」
「代われるなら代わってあげたい」
と言っていました。
愛犬が辛そうな姿を見るのは飼い主としては自分がなる以上に辛いですよね。
私はこのような飼い主さん達をたくさん見てきました。
口臭がひどくて不快…
最近だと、8歳くらいの時に出会ったプードルさん。
すでに歯周病が進行していたので飼い主さんに
「歯周病がひどく歯肉の炎症もありますので一度獣医さんで見てもらってください」
と伝えました。
しかし、田舎だからではないと思いますがそこの獣医さんは“口臭が消える謎の薬”を処方しただけでした。
典型的な対処療法ですね。
飼い主さんに対して歯みがき指導などはしません。
わたしは飼い主さんに歯みがきをした方が…とアドバイスはしましたが
「忙しいしやらせてくれないのよ~」と飼い主さん。
結果、12歳になった今、あの時より歯周病はかなり進行しひどい状態になり、
「けーこちゃん!うちの子のお口なんとかしてくれない?臭くて帰ってきたときにペロペロされるのがのがもう不快で…」と飼い主さん。
だからずっと言ってたのに…と心の声。
こんな話を聞くたびにとても悲しくなります。
もっと強く、歯みがきしてください!
と言うべきだったのか?と自問自答もします。
でも、必要としていない方に歯みがき×歯みがきしつこく言うのはただの口うるさいお節介な人になってしまいます。
犬達のことを想ったら強くお願いするべきなのかもしれませんが…難しいです。
なのでわたしは少しでも飼い主さんに、愛犬の歯周病がひどくなる前の予防ケアに気付いてもらえるよう微力ながらも歯みがきの重要性を伝え続けていきたいと思います。
しかしながらやはり人間、自身がそういった目に遭わないとなかなかピンと来ないんですよね。
次回は、後悔した飼い主さんがよくやる “やってはいけない対応” についてお話ししたいと思います。