歯のクリーニング、行ってますか?その②

こんにちは

LavoDog遠藤です。

 

さて、前回のお話では

人間の歯についてのお話でしたが

今回は愛犬の歯です。

 

人の歯周病の罹患率は

30歳以上の80%以上が…

というお話でしたが、

 

犬の場合、、

成犬(3歳以上)の80%以上

が歯周病に罹患している

と言われています。

 

3歳というと

ちょうど人でいう

30歳前後くらいではないでしょうか。

 

なんだか

面白いデータですよね。

 

さらに小型犬においては

1歳未満の90%が

歯周病に罹患している

とも言われています

 

かなり高い数値ですよね。

 

1歳なんて、

まだ赤ちゃん、、

 

と思っている年齢ではないでしょうか。

 

こうして犬たちにも

歯周病は身近な病気として

蔓延しています。

 

けれどもやはり

人の場合と同じで

 

「うちの子は大丈夫」

「キレイだし口臭も無い」

 

と思っている

飼い主さまが多く

なかなか予防ケアしてもらえません。

 

前回も言いましたが、

 

歯周病の怖さを

知らなければ

予防に力は入りません。

 

飼い主さまが

自身の歯の予防ケアに

努めていなければ

 

当然の愛犬の

口腔ケアもしないのです。

 

そうして愛犬が

6〜7歳を過ぎたくらいから

急激に症状が出はじめ

 

「最近お口が臭い」

「歯石がついてきた」

 

と思いはじめ

動物病院を受診

するのです。

 

そうなると、

全身麻酔で歯石除去です。

 

最近では

 

「無麻酔の歯石取り」

 

なんてサービスも

たくさん見かけますが

 

「絶対にやってはいけません!」

 

理由はまた説明します。

 

歯石除去してもらうと

当たり前ですが

 

歯石が取れ、

歯は真っ白になり

キレイになったと思います。

 

ですがそれ、

歯周病の治療にも

予防にもなってません。

 

しかも、

歯石を除去した後、

自宅でのホームケアをしない場合

 

またすぐに歯石はついていきます。

 

犬の歯垢(プラーク)は

約3日で歯石に

変わると言われています。

 

どれくらいで

また口臭がひどくなり

歯石が気になるようになるかは

 

個体差と飼い主さまの

感覚によるところがありますが

 

気になってきたら

また歯石除去に

動物病院に行きますか?

 

毎回毎回

愛犬に麻酔をして歯石を取りますか?

 

そんな負担を愛犬に

課せますか?

 

そして重要なのは

先ほども言った

 

「歯石除去は

歯周病の治療にも予防にもならない」

 

と言う事実。

 

歯周病を悪化させている

原因は歯石ではなく

日々活動している

口腔内の歯垢と菌です。

 

と言うことは

たまーに歯石を除去しても

 

意味がないのです。

 

やはり

私たちが毎日行っているように

愛犬にも毎日

“歯磨き”

が必要なのです。

 

歯磨きをせず

歯周病になってしまったとして

 

歯周病の治療は

獣医さんで行えますが、

 

治療をしたとしても、

 

その後

自宅でのホームケアが出来ないと

 

結局同じことの繰り返しになります。

 

そして

最後には

 

「抜歯しましょうか」

 

となる場合も…。

 

歯周病の最大の予防法は

日々のホームケア=歯みがき

です。

 

 

 

 

ですから、

愛犬の歯の健康を守れるのは

 

獣医さんでもトリマーでもなく

毎日愛犬と一緒に過ごしている

 

あなただけ

 

なのです。

 

愛犬にも歯みがきを…

 

何卒、、

よろしくお願い致しますm(_ _)m